◆我輩も猫である◆
AWJが愛する猫の話題

06.02/10 猫は元気。寒い日が続く中、きっちりと暖かい場所に陣取っている。猫は最も居心地の良い場所を知っているとは、まさにそう。気温の上がった本日は、久々の日光浴に目を細める。毛並みはふわふわ。
 「ここのマスはゲ−トを閉めてからしばらくは釣れないんじゃよ」。いつだったかの釣り雑誌に登場していた老ガイドの台詞。もしかすると欧州のプライベートリバーかなにかだとギリーか。寿命の長い、賢い鱒ほど、きっとそうだ。門を閉じた振動が伝わり、その後に疑似餌で釣られ逃がされる。しっかりと学習し、経験豊かになり、釣り師に騙されにくくなる。
  猫もそう。awjの足音と拍子を覚えている。たまに荷物を抱えて戻っても、音の少しの変化に用心深くなり、出迎えはしない。いつもはほとんど間違いなく、出迎えるのに。車の排気音とドアを閉める音も正確に記憶している。整備かなにかで代車で帰っても、足音は正常でも、お帰りの「ニャア」はなし。物陰に潜み様子を伺っているばかり。
 魚もそうだ。今年はさらにサイレントにアプローチし、着水音をさせないように丁寧に、水に溶け込むよう疑似餌を泳がそう。結構足元で釣れるから。そうそう、一昨年の桜も10m少々のチョイ投げの結果。駄々っ広い追波で、数時間もヘビーベイトタックルに25gのスプーンのショートキャストを続けて。

05.01/27 家猫ゆえに、少々太り気味。やや長毛なせいか、特にそう見える。それで、時々に運動不足解消をさせる。ぬいぐるみのねずみ、ちゃんとしっぽも付いてるやつで。始めはフェイクファーのマウスで遊んでいたが、食い千切って、飲み込みそうで危険で止めた。タックルは5フィートのショートロッド、小型スピニングリール、ライン4LB。実はもっと取り回しの良い、超短竿が向きそうだ。ラインは危険防止の為、これくらいがいい。
 遊んでくれる道具と理解しているらしく、釣り竿が大好きらしい。 気が向くと、ロッドをとんとん、と手でたたく。はやくキャストしなさい。ロッドを持つと、尻尾が膨らむ。キャスト。着底。まずは、ボトム(床)をはわせる中速のノーアクションリトーリーブ。障害物周りの潜み、姿勢を低くしている。瞳が輝く。途端、マウス目がけてダッシュ、バイト。竿を曲げ、ドラグを鳴らし、くわえたまま疾走。放してはパンチの連打。