忠さんのスプーン人生 常見忠 著/地球丸/A5判/256ページ 伝説の源流。銀山湖の大イワナ、開高健とのエピソード、打撃の神様・川上哲治との釣り、そして、タイメン、キングサーモンへの道。パイオニア、“忠(ちゅう)さん”こと常見忠氏の一代記。高校野球の花形エースとして甲子園を賑わすものの、プロ入り後、すぐに肩を壊し引退。失意のなか、運命のルアー=スプーンと出会う。日本ルアー釣りの黎明期の話、名スプーン「バイト」誕生秘話、一通の手紙からはじまる開高健との縁、奥只見の魚を育てる会ヒストリー、『オーパ、オーパ!!』の本当の裏話……。そう、忠さんが自身の人生を語ることは、日本のルアー釣りの歴史を語ることにほかならないのです。