その後の名門
竹中 由浩著
70年代、日本のルアーフィッシング黎明期に活躍した名門アブとミッチェルのリールのうち、日本のファンが注目しない80年代90年代の製品を取り上げ、この時代のアブ(アブ・ガルシア)やミッチェルについて考える。芸文社『ギジー』2015年秋/冬号に掲載された「リールの話/ABUからAbuGarcia MitchellからMITCHELL――その後の名門」に加筆。
【PART1・本国生産と旧型の活用】
・80年ごろスウェーデンとフランス本国で作られたオリジナルモデルは、実績あるメカニズムを維持したものだった。
【PART2・アジア外注と新デザイン】
・80年代はじめ、アジア外注政策が本格化。アブ・ガルシアはデザインコンサルタント会社にデザインを依頼、イメージ一新をはかる。
【PART3・伝統を生かす】
・90年代、アブ・ガルシアは新世代の丸型をラインナップ。ミッチェルは往年のイメージを取り入れたデザインで往時の300の再来を目指した。
【PART4・独自機構の追求】
・90年代、アブ・ガルシアもミッチェルも独自のメカニズムを採用して革新に努めた。
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