ミスター・ハラの記憶 リール哲学
竹中 由浩著
70年代から80年代の日本製品伸長期に、ゼブコ、アブ・ガルシア、ルー・チルドレ、シマノ、オリムピックなどのリールの開発・製造に係わった技術者「ミスター・ハラ」が、スピンキャスト、ウォームギアスピニング、ミッチェル、リール工場立地について哲学する。
【スピンキャストに学ぶ】
スピンキャストは「楽」で「楽しい」――初心者向けとして軽くみられがちなスピンキャストを考察。なぜスピンキャストは楽しいのか? スピンキャストの「枠」とは?
【ウォームアンドウォームホイル雑感】
スペシャルティなリールとは?――カーディナルやシェイクスピア、プロラインなどのウォームギアを使用したスピニングを考察。大森サウスベンドやカーディナルC3/C4に関する逸話も。
【ミッチェル賛歌・・・?】
リールづくり最大の教師---原氏がそう語るミッチェルのリールについて。「機能美」とはなにか、西欧釣り文化とミッチェル、「影の力」としてのミッチェル。
【ルアーをつくれる地---ひとつのリール工場立地論---】
日本のルアー用スピニングがいびつなものになったのはなぜなのか? ルアー生産からリール工場の立地を考える。
【哲学ほどではないけれど】
上記4テーマを竹中が解説・考察。
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サイズ:127x188mm(単行本サイズ)